家庭で出来るレーザー加工
1年前に購入したレーザー加工機ATOMSTACK A5 pro の レビューです。
木材の切断・彫刻・切り抜きは、厚みにもよりますが簡単に行えます。
アクリルも種類によっては切断、彫刻、切り抜きが可能です。
家庭でレーザー加工ができるって凄い時代です。
ダイオードレーザー加工機
ダイオードレーザー加工機は、別名半導体レーザーとも呼ばれ「小型である」「低電圧、低電流で使用できる」というメリットがあります。透過するアクリル板、ガラス等は加工出来ません。
安価で家庭用で売れているダイオードレーザー加工機、気になるのが電気代でしたが、
1年間使用してきましたが、目立って電気代が以前より高くなったという事もありません。
レーザー定格40WでオフィスPC2台分相当みたいです。
それほど気にしなくてもいいレベルです。
ダイオードレーザー加工機も値段は1万円台からありますが、あまり小さなものを購入すると加工物の大きさに制限が出てきてしまします。
機器サイズ:570 * 600 * 270 mm
私は実際使っていくうちにホームセンターからべニア合板を購入し、切り抜き加工をしています。
多数個取りをする場合はそこそこ大きいべニア合板を用意するので、このサイズがちょうど良いと思っています。
レーザーは定格が40Wとなっていますが、これは電力入力です。
実際のレーザー出力は5~5.5Wです。
レーザーの焦点を合わせるには、箱に付属の2mmのアクリルを、刻印したい加工物との間に入れて位置合わせし、ネジで固定するといった形になります。2mmの隙間を設ける形です。
データ転送方法
USB接続になります。ケーブルの長さが2M程度しかなく、短かったので私は別途用意しました。
ソフトウェア
レーザー彫刻機用のオープンソースLaserGRBL ソフトウェアが利用できます。
彫刻加工は使いやすいですが、切断や、切り抜きなどの加工は難しいです。
有料になりますが、「LightBurn」等のソフトウェアを購入した方が加工バリエーションが増えて良いと思います。
ダイオードレーザーでも加工できるアクリル板
このレーザー加工機を購入する際に 「アクリル板は加工不可」 というレビューをいくつか見ました。
まあこの価格なら仕方ないなとは思ってましたし、木材加工を主に考えていたのでそれ程気にはしてなかったのですが、ある日ネットでいろいろなサイトを見てみると・・ありましたね。
アクリサンデー株式会社から出ている 「アクリサンデーEX板 EX502 全光線透過率0% 黒 3mm」
ダイオードレーザーで彫刻、切断できるアクリル板は今のところ、おそらくこの一択だと思います。
他に同等製品ありましたら、コメント頂きましたらありがたいです。
色は必ず「黒の透過率0%」です。透過してしまうと彫刻すらできません。
アクリサンデーEXは木材なみに燃えますが、有毒ガスは出ません。と表記されてます。
少し匂いはしますが強制換気で(扇風機を窓側に向けて)対処します。
サイズはいくつかあります
厚み 2mm 、3mm 、 5mm
とありますが、3mmまでなら実績済みです。
A4サイズから545mm x 650mm まであります。
下の写真は Sサイズ (3mmx320mmx545mm)です。
コーナンに売っていますが、Amazonでも扱ってるようですね。
加工の条件や煙、匂いについてはまた別記事で紹介したいと思います。
補足ですが、塩ビ系の加工は絶対にNGです。
ご存知かもしれませんが有毒ガスが発生し、人体と機械に悪影響を及ぼします。
加工する素材の表記にご注意を。