家庭用レーザ加工機で、「ステンレス製品に彫刻できるか」 検証してみた。

概要


本レポートでは、家庭用レーザ加工機を使用してステンレスに彫刻を行う可能性を検証しました。ステンレスは一般的に耐久性に優れ、硬度が高いため、彫刻には技術的な困難が伴います。本検証では、さまざまなパラメータと設定を調整し、家庭用ダイオードレーザ加工機によるステンレス彫刻のを評価しました。

目的

家庭用レーザ加工機を使用してステンレス彫刻が可能かどうかを検証する。
彫刻に使用する適切なパラメータと設定を特定する。

家庭用レーザ加工機のセットアップと準備

使用するのはATOM STACK A5 PRO レーザー出力5Wとダイオードレーザーでは一般的なスペックです。

ソフトウェアは LightBurn 

加工するのはステンレス製カードケース。ダイソーにて販売されているものです。

磁石につくのでおそらくSUS400系です。

用意した画像はLIGHT BURNのロゴと 陽炎フォントで彫刻の文字

加工条件 塗り潰しモード(FILL MODE) SPD 800 / PWR 100  PASS 1 行間0.05

ステンレス製カードケースは、予め彫刻したい箇所を油性マジックで塗り潰しておきます。

ステンレスに家庭用レーザ加工機で彫刻加工

プレビュー表示

パス1回で加工時間 約26分

1回のパスでは文字が若干薄かったのでもう一度加工しています。

パス2回、加工時間は52分です。

加工完了

アルコール又はパーツクリーナーで表面を洗浄して完成です。

彫刻としていますが、凹凸はほぼありません。正確には印字です。

マットグレー調となりました。「彫刻」の筆文字フォントは昭和書体「陽炎」です。独特のかすれ具合がとてもいい感じです。

考察

家庭用レーザ加工機 出力5wでの彫刻は、彫り刻むという意味では困難だと思われます。

きれいに印字されていますので個人的には満足しておりますが。。

co2レーザー加工機でもステンレスに彫刻してみた動画が投稿されていますが、結果「印字」とされていました。

家庭用レーザ加工機でステンレス製品に彫刻できるかの検証でした。

Youtube 

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