この記事はCNCを知らない方、初心者の方対象です。既に知っている方もご参考までに。
間違ってるところがあればご指摘ください。
■CNCルーターとは
CNCルーターとは、コンピューター数値制御(Computer Numerical Control)の略語です。
最近こういった家庭内でコンピュータ制御でものづくりが出来る機械ってすごく流行っているようです。
少し前まではCNC機械っていうと機械加工業の会社や個人経営の方が所有する大型設備ってイメージだったのですが
技術の革新によって小型化し、とうとう家庭内で数万円で買える時代になりました。
という事でCNCルータで何ができるのかを説明していきましょう。
簡単に言うと回転している工具で、コンピュータの指令によって自動で彫刻や輪郭加工、ポケット加工、切断なんかができます。
簡単に言ってしまいましたが、導入してから加工に至るまで。結構大変です。
1.CNCルータを組み立てる。
2.パソコンにsenderをインストールする。GRBLコントローラ
3.プログラムを作成する。Gコード Mコード←(座標値を計算して直線補間G1、円弧補間G3等スピンドル回転指令M3等工具径補座標系・・・)
4.加工物を固定する。
5.原点設定
6.パソコンと接続してセンダーを立ち上げる。
7.プログラムを読み込み加工スタート
上記は必ず必要な事になってきます。一つでも欠けると加工出来ません。
特につまづくのはプログラムです・・。Gコードを知るまではプログラム作成ができないです・・。
■Gコード知らなくてプログラム作成出来ます
やったこと無いし難しそうと感じる方もいるかもしれません。
プログラム作成ですが、座標値を計算し、数字、Gコードをひたすら入力していく必要があります。数字やコードの入力を間違えると不良品を出したり、暴走したりと最初は細心の注意をしながら作成しなければなりません。Gコードでプログラムを作成するのは確かに時間がかかります。
CAMは図形をCAD感覚で作成して、各設定項目に数値を入れていくのでまだ入りやすいです。
CAMも少し前までは安くても数十万。ハイエンドモデルで数百万からしました。
CNCルータごときに数十万ってのもどうかと思いますが。。
■CAMもフリーソフトがある。
CAMもフリーソフトがあるのですが
中でも多機能で使いやすいのがAUTODESKから出ている fusion360 です。
厳密に言うと完全フリーソフトでは無く、条件付のフリーです。
Fusion360は3D CAD/CAM/CAEソフトウェアです。2Dはもちろん3D CADでモデルを作成したり、アニメーション機能による組立図の検討、強度の解析や今回紹介するCAM機能(製造技術)といったものができます。
私はこの3Dモデル作成とCAMを使用しているのですが、無料とは思えない程の機能を有してます。
ツールパス(工具の走り方)の豊富さ。視覚的な見やすい切削条件入力操作。またはシュミレーション動画であったりと数え上げればきりがない程です。
今後fusion360を用いて、実際CNCルータで彫刻や削り出し加工を紹介していきますのでよろしくお願いいたします。